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さんそんくんのラリー日記

 

ラリー日記49(2003.7.7)

 

とうとう、シーズンが開幕しました。今年は昨年の中部ターマーックシリーズからレベルをひとつ上げて中部地区では最高峰(ちょっと大げさ気味)の「地区戦」で戦うことになりました。上のレベルでも戦えるようにシーズンオフ中、車をしっかりメンテし、きっちり練習といきたいところだが、実際はなーーんもしていなかった。とりあえず、舗装はローダウンしてダートは車高を上げれるようにとおもって車高調型のショックアブソーバを購入して装着したが、とてもじゃないが山道では走れない状況。あまりに危険すぎて、結局昨年使用していたショックに変更。高い買い物だった。それから開幕戦はダートの林道を走るのでダートの練習をしなくちゃいけない。実は富山にいたときも練習はしていたが、ほとんどが舗装でしか練習しておらず、ダートは初めてに近い状況なのだ。今更ながら、もっと練習しておけばよかったと後悔・・・。でも仕方が無いからダートトライアル場で練習する。しかし、180度ターンでアクセルを踏み込んだら「ガララララ・・・・」と音が鳴ったとたんに車が停止。ドライブシャフトが壊れてしまった。自走不能・・・わざわざ三重から積車を借りてのお帰りコース。しかもそれを治したら、ここも悪いあそこも悪いと言うことで一気に修繕(エンジンマウントとデフ交換)。でも、一気に交換したから工賃は安めで済んだのが良かったー。しかも雰囲気的にパワーアップした感じがして、結果的には満足じゃ。車のほうはさておき、肝心の人間のほうはというと、まじめに仕事をやっていたので練習不足。しかも昨年ナビをしてくれていたなか氏はジムカーナに専念するためさよーならしてしまい、今年は乗ってくれる人がいるのかなー、と思いきや同じクラブ員の1・2氏を引きずり込むことに成功し、一から教育しなければならない状況であった。高いレベルでの戦い、初めてのダート、新人ナビの教育、自分の運テク低下と練習不足と不安だらけのシーズン前だった。6月にはいってからは平日は練習ができないから週末にみっちり練習したり、クラブの方々に模擬ラリーを開催してもらったりと、ダート走行以外については内容の濃い練習と自信を得ることができた。

 

そしてとうとうラリー開幕戦は6月28日29日に富山で行われました。主催クラブは私が学生のころに所属していたクラブであり、まさか自分が出ることになるとは思わなかった。このラリーは走らせてくれる、ドライバーにはうれしい設定。だけど毎年リタイヤ車が多いことでも有名である。スタート会場はいつもと同じ場所でありテント設営していたり受付している姿をみて、前まであっち側だったんだなーと思う。たいていの人とは面識があるため、私を見つけた人は必ず「愛知からオフィシャルしに来たの?ごうくろうだねー」と言ってくるのだが、「今日はエントラントっす」というと、「落ちないようにがんばってね」と皆さん、優しいお言葉。いや、一旦落ちると車は大破して使い物にならない可能性が高いし、引っ張り上げるのも一苦労だからだろう。しかし知り合いが多いとこういうとき精神的に楽ですねー。緊張することが無いのでのんびり時間がつぶせる。車検やその他の準備、そしてオフィシャルの邪魔をいそいそと行った後、今回デビュー戦でしかもそれが地区戦となる、1・2ナビの「サポート」に行く。初ナビの1・2君は同じく今回がデビューの西風君(=バニー徳号ナビ)と一緒に並んでいそいそとやっているが、助け合っていないように思える。だから仕事が進まない感じ。ええーい見てられんわいと思い、あーだーこーだと口出しをする。初心者だから許される、「すみませーーん、教えて欲しいんですけれどー」という猫なで声を発しない彼らは、ある意味がんばりやさんだが、これまでの練習ラリーでやったことが無いことはどう処理するのかが、不安でもある。テレビの前でナビは作業をしていたので見ながらやっていると、今日の運勢は下から2番目の運勢であり、うーん見てはいけないものを見てしまったという感じだったが、「人の欠点を見てしまうことがある・・云々」と内容は自分自身にかかってこないみたいなので無視する。いや無視しようとした。今日のエントラントは何台かなーと持ていると自分のいるクラスは最も多い18台!そのうちの何位になれるのだろうかナー。昨年の走りだったら6位ぐらいだけどダートがあるから10位くらいかなー。でもよくリタイヤが多いラリーだから無事に帰ってきたら6位ぐらいかもと、ラリーをする前からことを考えていた。ゼッケンは9番でだいたいクラスの中間でありターマックチャンプでもやっぱりこんなもんかと思う。とりあえずナビの準備を終え、ドラミで言われた注意個所をコマ図に書き込んだり確認しているうちにラリーがスタートしてしまった。

 

1ステはダート主体でハイアベレージ走行区間とSSといわれる早い者勝ち区間が大半であったため、とりあえずダートで落ちないようにすることが大切。それとともに、初出場の1・2君のナビのお助けもしなくてはいけない。これまでにも練習はやってきたが、いざ本番となると緊張したりしてやるべきことを忘れていたりすることが多いのだ。だから次ぎにやるべきことは何かを聞きそしてあっていればその操作を、間違っていれば正しいやり方を教える、もちろん走行中に。途中雨がぽつりぽつりと降ってきた。雨にダートかー滑って落ちそうやなーと思っていると1CP(チェックポイント)が見えてきたので直前で停止し、自分たちがCPに入る時間までしばし待つ。もちろんCPに入った際の作業手順を復唱しあとはCPに入ったらちゃんとやってくれるかどうかだった。そしてCPイン・・・その後はアベレージ53キロのハイアベレージ区間、ささっとスタートしたまでは良かったが安Dナビが安「CPボタン押すの忘れました」山「えーーー、アホー、今からCPボタン押してアベ入れろーーー」もちろんダートでの全開走行中です。CPボタンを押し忘れたら大変なんやぞーとお怒りのお言葉をみーっちり教えながらダートを走る。よく走れたなと今更ながらに思うのだが・・・。本当はこれだけでもう入賞圏外になることが多々あるのだが、今回は本当にラッキーだったことに、ぜんぜんアベレージに乗れなかったのでほとんどいや全く影響を受けなかった。ナビのCPボタン押し忘れの影響を受けたのは私自身でした。細かくみていかないといかんなー、走りに集中できんかもってな具合に。それに走りに集中できなかったおかげで、ダートもゆっくりゆっくり走る。うーんタイヤがグリップしているかわからんなーと考えながら、直線は全開だがコーナーは遅いほどゆっくり走る。おかげで53秒の遅れで2CPイン。クラス7位。ちなみにこの時点で前ゼッケンの車が落ちていた・・・。もうリタイヤ車がいる・・・。ナビは2CPではちゃんとCPボタンを押してくれたのでその後のローアベレージ区間の減点は初の0点減点だった。練習では出来なかったけれどやれば初めてでもできるんだよなー、おれはできんかったけど・・・・。このローアベレージ区間はSS区間も走れるためペースノートを作成する。しかし、両者共にペースノートなんか作ったこともないので適当にやる。多分一生懸命作ってもロストすると読んだからだ。そして1SSがやってきた。これを走りきればとりあえずダートは終了その後は舗装区間となる。落ちたらあかんと思いつつも全開走行!未だにハンドルの感覚がわからない。でもたまーーにいい感触で走れるときがあるが、たまたまなので何回もできない。ゴールまでふわふえわと浮いたような不安定走行な走行をやっていた。多分ナビは怖かったに違いない・・・。そんなんで1SSゴール。クラス8位。やはりダートは遅い。1SSが終わり今度は舗装の2SSが待っている。もちろんタイヤ交換をするのだが、いつもなら「サービス中」にタイヤ交換ができるのでサポートに来てくれた人がやってくれるのだが今回はステージ中なので自分たちがすることに・・・もちろん雨の中。20分という限られた時間しかないのであせる、しかもそんなときに限ってねじが取れなかったりするんだ。サポートに来てくれている人たちは手出しできないから後ろから明かりを見やすいようにと移動してくれていることしかできない。なんとか時間以内で交換でき、舗装の2SSへ出発。もちろん体は雨で濡れているのでエアコン全開でできるだけ早く体を乾かすとともに湿気を外に逃がすようにした。こんなときエアコンつきは最高ー!!すずしぃーー。しかしこれになれるとエアコンが切れない。SSやハイアベ中はエアコンを切ると、体温が上昇するためどうしても窓ガラスが曇ってしまう。そのため今日はちょっとした休み中もできるだけ外にでず雨に濡れないように心がけた。なのであっという間にゴールしてエアコン全開にしたい。それがSSを速く走る原動力となる。2SSに到着したところ、ここは学生の時に走ったことがある林道の入り口であった。当時は行き止まりだったんだが、コマ図をみると道が繋がってるらしい。ならば前半は上りだから一気にせめて後半は下りなので少し余裕を持って走ろうと思ったがだめだった。霧が発生して道が見えない。ペースノートも無いから全然わからない。いつも前方を明るく灯すライトは今回は乱反射で全く見えなっていたため普通のライトのみでの走行だった。そしてそのまま前半を走りきったところで霧が晴れ、一気にペースアップ。ここからは知らない道であるが、道が広いこととコーナーの先が見やすいこともあってできるだけアクセルを踏む踏む。ブレーキも踏む踏む。今回のセッティングはすごく走りやすくアクセルを踏んでコントロールできるため自分的にはすごく乗っている感じがする。しかもすごく安全な感じ。自分の中で「俺ってこんなにうまかったっけ?」と思うほど調子が良かった。その調子のまま2SSゴール。クラス5位、遅いがうーんなかなか楽しく走れたなーという気持ちと何とか1ステ走りきった安堵感から一息つけた。とりあえずダートでは落ちなかった。良かった。残りは全て舗装だから何とかなると思いつつサービス会場に戻る。

 

サービス会場に戻るとちょうど別のクラスの車がタイヤ交換している状態であった。同じクラブ員の徳号が何か作業している模様であったが雨が降っていたため濡れたくないのでボーっと見ていた。第一何も手出しはできないのだから。どうやら話をきいているとミッションのギヤが動かない模様。前々からでていた症状だったが治す時間が無かったためだましだまし走っていたが、ここでリタイヤとなってしまった。徳氏このラリーとの愛称はあんまりよろしくないようだ。徳氏に私からは何も言えず・・・・・。さて、サービスで新たにやってもらうことはひとつも無かったのでナビの安D君の手伝いをする。時間計算を一緒におこない、ミスをなくす。このミスだけでペナルティ100点をもらうためである。食らったら下位決定であり、怒りをどこにぶつけたらいいかわからないこともあるため2人でやるのだ。そういえばどこにも突っ込まなかったのははじめてで、もしかするとこのまま行けば一回も突っ込まずに完走かもと思う。うーーん俺もうまくなったねー。それとも遅すぎて余裕なのか?サービスで休憩中は昔のクラブの人と話したりナビのやり方を教えてもらったりと30分延長されたにもかかわらず忙しかった。1SSがキャンセルになったことが決定したが、自分たちの順位に影響があるかはぜんぜんわからない。1ステ終了時自分たちは18台中5位だった。うーんこんなもんかとうとう第2ステージが始まる時間がきた。サービス&徳氏に見送られながら、絶対完走を誓う。

 

残りは全て舗装のSSで総距離20km以上もある。ロングステージや雨によって集中力が続くのか?不安はたくさん出てくるが走るしかない。それだけ。第2ステージは全てSSなのでナビの1・2君は重りになる。しかし、ペースノートがしっかり読めれば良きコ・ドライバーとなる。3SSの直前までくると前ゼッケンの車がやけに少ない。なんだか奇数のゼッケンしか前にいない・・・。後でわかったがこの時点で4番以外は全てリタイヤしていた模様。うーん、リタイヤ率が高いラリーである証拠だなと納得。3SSはペースノートがある、案の定最初のうちにペースノートをロストしたがすぐに回復。ペースノートの言うタイミングが悪く、聞かない方が早いかもとおもいつつ最後のほうはタイミングがあってきたので走りやすかった。もしかしたらこれはこの後のSSでうまくいくのではとも思ったぐらいタイミングが良かった。クラス5位。うーん次のSSもペースノートがあるので、もしかしたら上位ねらえるかもと思った。しかし4SSはすぐにペースノートをロストしたため、有視界走行をする。まー自分もペースノート走行できないからねー、初ナビにしっかりやらんかいとは言えません。でもある時、復帰したみたく、1・2「(直線)70(m)(次のコーナー)5(番目に緩い)R(右)」と耳元に聞こえたので、そりゃアクセル全開に近い状態で行きますがな。しかし、行ってみたら・・・土手が正面に見える・・・そう「ヘヤピン」だったのだ。いつもならそのまま真っ直ぐ突っ込むのだが、ちょっと道が広かったことから、横に向けることは出来た。あとはどうなるかわからん(爆)。最悪溝にタイヤを落として、それを支点に助手席側から土手にヒットしてリタイヤか、ちょっと運がよくて溝にタイヤが落ちて足まわりが曲がってそれで横滑りが止まってリタイヤ。どちらにしろ、完走できないと思った。だけどとりあえず最後の悪あがきでアクセル全開にしておいたら、するすると横滑りしながらするすると抵抗もなしに土手を駆け上がりそんでもってなんの衝撃も無く道に戻ってきた。「うそ・・・」とちょっとの間ポカーンとしながらすぐに、元に戻って走り出す。心臓のバクバク感は5SS終了まで続いた。ゴール時オフィシャルに左前なんかなっているか聞くとなんともなっていないとの事でとりあえずラッキーと思う。安堵感とナビに厳しい一括!「安易にやってたら死ぬぞー」と。後で聞いたがそこは落ちたら最長不倒距離に達するところだったらしいので、ノーダメージだったのはマジにラッキーだった。4SSは遅い。クラス7位。とりあえず、一息ついて残り2つのSSさえ走りきれば完走。さっきの1つだけ除けば、車も安定しているし、自分の運転が安定してきたので速いかな〜(本当は遅いのだが・・・)と錯覚に陥っていた、ホント。なんせ突っ込んでもノーダメージで帰ってこれたからねーと。そんな錯覚にも陥るさ。残り2つしっかり走れば完走だと思いつつ次のSSへ向かう。5SSはペースノートが無く有視界走行のため、1・2君はお仕事なしの完全な「重り」。ここはこのラリー最長の9キロもあったんだが5位の成績。なーんも覚えていない。というか次のSSと混濁している可能性があるので最後に取っておこう。取りあえずここまでくると、夜も明け始め、うっすらと道と道の向こう側(ようは崖か土手か木かが自然光でわかる)がみえるため、視力のいい悪いの差がなくなるためかアクセルは踏んでいるような気がするがどうなんでしょうなー。そんでもって最後の6SSはペースノートがあるがこれまでの傾向から、すぐにロストするだろう。しかし、ライトを照らしても役に立たないほど明るくなっている。だからあんまり道が見えないことはなく、ペースノートはいらないに等しいから逆に有視界走行に集中できる。と考えられるが、よく考えたらこんなに明るいところで走ったことがない。明るいところでの走行は危険だからやったことがないのだ。なにせカーブの先のライトの光さえも見えないからねー。カーブの先で車がリタイヤしていてもハザードは見えないから、突っ込む可能性が・・・と走る前は思ったが、スタートしたらうりゃーーーーーと、前のことはすっかりわすれて、未知なる世界への旅行とも言うべきわくわくした感じで走り出す。雨もほとんどやみ、朝もやの清清しい景色の中、かっとんで行く。ナビの1・2君はどう思っていたが知らないが、自分は気持ちがよかった。走行中に戻ろう。道はやや広めで飛ばしがいがある。今まで2速ばっかりだったのが3速に躊躇無くはいるほど速度は高い。あまりなれていない速度域のため、カーブはややインベタ気味でまわる。これがもうちっと外側から回れれば速いのだろうと思うが、今回が初めてっと言うことでいいだろう。しかし、道が見えるということは「いい」特に直線は気持ちよくアクセルが踏める。さすがに3速がふけきって4速に入れたいなーと思ったときに、つい1・2君に「4速入れていい・・」と断ったほどに自分のコントロール域を外れるのを承知してもらおうかなーとラリー中に思う程アクセルが踏めるのだ。楽しいと心底思った、いつコースアウトするかのドキドキ感ではなく思い切って走れるドキドキ感がある。そんな感じであっという間に7キロを走りきった。「終わったー」ドライバーはここで仕事終了。あとはナビの1・2君の役割。ちゃっちゃとゴール会場に戻ってきて、計算を行う。ここまで大きなミスがなかったことから、ちゃんと最後もしっかりと2人で計算をする。持ちろん見直しも2人。計算シートを提出した。

 

後は主催者の結果を待つのみ、風呂に入りうだうだとしゃべっているうちにうとうと・・・・。表彰式直前まで寝ていて、始まる直前に表彰式会場へ行く途中にボーとした感じで結果を見ると4位じゃあーりませんか。呼ばれるかもと1・2君をたたき起こし、いそいそと会場へいくとちょうど名前が呼ばれたので前へ行く。1・2君はまだ降りてこないがとりあえず一人でたってニコニコ。一言がいえるかもとあーだこーだと文を考えていたのだが、結局なし。あとは他の人たちが終わるまで待っているだけである。その間にこそこそと1・2君と朝飯を食べていたらと表彰式が終わり入り口付近にいた我々を皆々様が通っていく。4位になったのも嬉しかったが、顔を知っている人から、よくやった(よく完走した)と言われたほうが嬉しかった。やはり人のつながりっていいねーと思う1コマであった。表彰式が終わってからはひたすら帰る準備におわれてしまう。眠たい。でも愛知まで帰らないと・・・仕事もあるし・・・と思いながらがんばって帰ってきた。帰りの道中は1・2ナビと反省点を上げたりしながら対処方法の確認など、やりながら帰ってきた、おかげで眠たいが起きていられた。今年のスタートはいいかんじだ。うまいこといけば、鈴鹿も夢じゃない。次は入賞率が高いR-8だからがんばるぞってか。

 

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mail 2003/07/22